武田信玄の名言

四十歳より前は勝つように、四十歳からは負けぬように。

為せば成る為さねばならぬ成る業を成りぬと拾つる人のはかなき。
信頼してこそ 人は尽くしてくれるものだ。
手おそ成る人を、よくおもき人に見そこのふ也。
武将が陥りやすい三大失観。
人間にとって学問は、木の枝に繁る葉と同じだ。
いくら厳しい規則を作って、家臣に強制しても、大将がわがままな振る舞いをしていたのでは、規則などあってなきがごとしである。人に規則を守らせるには、まず自身の言動を反省し、非があれば直ちに改める姿勢を強く持たねばならない。
一日ひとつずつの教訓を聞いていったとしても、ひと月で三十か条になるのだ。これを一年にすれば、三百六十か条ものことを知ることになるのではないか。
今後は、一人働きは無用である。足軽を預かっていながら独りよがりの行動をとれば、組の者は組頭をなくし、味方の勝利を失うことになるからだ。
一、分別あるものを悪人と見ること
勝敗は六分か七分勝てば良い。八分の勝ちはすでに危険であり、九分、十分の勝ちは大敗を招く下地となる。
一、遠慮あるものを臆病と見ること
自分のしたいことより、嫌なことを先にせよ。この心構えさえあれば、道の途中で挫折したり、身を滅ぼしたりするようなことはないはずだ。
我、人を使うにあらず。その業を使うにあり
もう一押しこそ慎重になれ
大将たる者は、家臣に慈悲の心をもって接することが、最も重要である。
大将が善であれば、その部下も善である。上下ともに正しければ、戦いに勝ち、世の中に名前を知られるようになる。しかし、その器にもなく名声を好むことは、恥の根本である
戦いは四十歳以前は勝つように、四十歳からは負けないようにすることだ。ただし二十歳前後は、自分より小身の敵に対して、負けなければよい。勝ちすぎてはならない。将来を第一に考えて、気長に対処することが肝要である。
人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり。
一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る
戦いは五分の勝利をもって上となし、七分を中となし、十分をもって下となる。五分は励みを生じ、七分は怠りを生じ、十分はおごりを生ず。
風林火山。疾(と)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し。
一、軽躁なるものを勇剛と見ること
渋柿は渋柿として使え。継木をして甘くすることなど小細工である。
晴信(信玄)が定めや法度以下において、違反しているようなことがあったなれば、身分の高い低いを問わず、目安(投書)をもって申すべし。時と場合によって自らその覚悟をする。
三度ものをいって三度言葉の変わる人間は、嘘をつく人間である
  • B!